【レポ】リスク診断の結果報告会
東京海上日動グループと連携し、岡山に数十店舗を運営する取引先の店舗リスク・労災リスクの診断を行いました。
店舗や工場等を視察し、現在のお取り組みとして良い点、リスクのある点など、1日かけて調査し、後に専門チームで結果を評価したものを報告資料としておまとめし、報告会にて発表いたしました。
1,人間工学に基づくリスク診断
2.好取組事例を活用した事故防止マネジメント
3.事故削減につながる改善策のご提案
このようなテーマで、おこないました。
保険でリスクや事故例をあげてご提案することもありますが、お客様としては、自分の店舗や工場で、写真をみながら実際のリスクを評価・指摘してもらえるということで、かなりご満足いただけるものとなりました。
人間工学では、事故の真因を4つの観点から探っていきます。
・人:作業員の心理、身体、技術
・機械:操作性、安全性
・マネジメント:ルール、指導、点検などの管理面
・メディア:作業方法、作業環境
こうした点から、具体的に評価し、提案をしていくので、すぐに改善できるものもあれば、時間をかけて改善が必要な点も出てきます。
また、現段階でおこなっているものに評価があがることで、継続していく取り組みにもなり、現場としても意味を再確認ができます。
店舗リスクではこんなものがあげられました。
1.マットやコードのつまづき⇒マットは固定する、コードは通路へのはみだしを防ぐ
2.靴底に付着した油の店内への持ち込み⇒吸油シートの活用
店舗経営をされている方や、飲食店なんか特にチェックしたいポイントですね。
労災リスクではこんなものがあげられました。
1.高温備品に接触による火傷⇒高温箇所前に掲示物の設置
2.番重(食品を入れる積み上げケース)に移す際の腰痛リスク⇒台を設置し、上半身の前傾回数の軽減
働いてくれるスタッフは、人材不足の昨今、企業においては大切な人財ですね。
企業側の心掛けで、防げるリスクは、徹底的に削減していきたいですね。
ぜひ、こういったリスク診断が気になる方は、お問合せください。
2022年11月